【韓国漫画】女子が欲に忠実すぎて面白い！『奉公物語～僕のお嬢様～』

「これは奉公ではなく、“奉げる”物語だ」

身を捧げ、心を捧げ、そして時には欲までも。

ひとりの奉公人の少年が、
身分という壁にもがきながら、恋と情と業の中を生き抜いていく。

笑えて、苦しくて、それでも読まずにいられない。
そんな“奉公系ヒューマンドラマ”です

rico

男性向け苦手な人はNG、という声もあるけど、ストーリー良かったからオススメ

『奉公物語～僕のお嬢様～』作品紹介

概要

• 原題：봉공일기（奉公日記）
• 作者：Deokon（作画）、Solete（原作）
• ジャンル：青年向け・歴史ロマンス・エロ・身分差・逆ハーレム気味
• 配信：韓国ではNAVER系列、国内ではコミックシーモアなどで配信中
• 形式：フルカラー・縦スクロール型

あらすじ（ネタ風味）

幼い頃、将軍家に奉公人として売られた少年・トルセ。
身分の違う次女・ソヒと、同じ奉公人の幼なじみ・ヨルムと共に過ごす日々は、どこか穏やかで、切なくて、少し特別だった。

――だが、月日は流れ、思春期。

やがて青年に成長したトルセは、美しく成長した彼女たちとの関係に、少しずつ“変化”を感じ始める。
禁じられた想い、言えない気持ち、そして…抗えない衝動。

…と、ここまで読むと、
「これはしっとりした時代劇ロマンスだな」って思うよね？

違った。
いや、ほんとすぐ違った。

脱いだ。しかも、割と最初から。
「あれ、奉公って、そっちかーい！！」って声出た。

主人公だけでなく、脇役たちも恋に悩み、欲に負け、嫉妬し、濡れる。
「性とは何か」「身分とは何か」そんなテーマを、股間で語る哲学書。

身分も性も感情も複雑に絡み合い、気づけばトルセは誰彼かまわず致す人生を歩むことに（割と真実）

果たして、彼の“奉公”はどこへ向かうのか。
そして、“僕のお嬢様”とはいったい誰のことなのか…！？

弟子

“僕のお嬢様”と言いつつ、裏切ってないか？

rico

もうギャグだと思って読んだら楽しめる

登場人物（※多いので主要）

◆ トルセ（主人公/奉公人）

貧しい家から奉公に出された少年。素朴で優しく、少々流されやすい性格。
成長と共にたくましくなり、現在は立派な青年奉公人へ。

純朴…だったはずが、思春期を迎えて絶〇モード解禁。

基本的に優しいが、その性格が災いして、ほぼ全方位から『そういう目で見られる』、
本人は至って真面目な奉公人なのに、どうにも周囲が落ち着かない。

◆ ソヒ（将軍家の次女・“お嬢”）

将軍の娘（次女）、正ヒロイン。
トルセとは幼少期から、身分の差を超えて強い感情を抱いている。

育ちの良さゆえに人を振り回す可愛い天然系お嬢。

ジレて→拗ねて→ヤキモキして→黙る、の無限ループを繰り返す情緒爆弾。
本人に悪気はないぶん、周囲は余計にしんどい。

ヨルムに対抗意識を燃やしつつ、こじらせ気味。
いや、みんなわかってる、悪いのはトルセだ。

◆ ヨルム（幼なじみ・奉公人）

トルセと同じ屋敷で働く幼なじみ。勝気でまっすぐ、思ったことは黙ってられないタイプ。

お嬢への対抗心は強く、なにかと張り合ってしまうが、
トルセに対してはずっと一途。
「先に好きだったのは私なのに…」という思いが滲み出て、読者の共感ゲージを削ってくる。

恋愛偏差値は“直進型”、ぶつかってなんぼ。（マジで身体はってる！）
たまに「都合のいい女」に片足突っ込んでるけど、私が正妻ポジなんだから！と踏ん張ってる姿が健気で推せる。

◆ スリン（長女・姉）

将軍家の長女。武術をたしなむ、心技体そろった姉御肌。
見た目のインパクトと実力はあるのに、恋愛に関してはとことん不器用。

好きな相手（イケメン剣士）には全く女として見られていないが、
本人的には超一途。たまに不器用すぎて泣ける。

全力で応援したくなる“報われてほしい姉”。

◆ ユソン（剣士）

将軍家の若手武官。文武両道、容姿端麗。
女性キャラの好意を集めがちだが、基本的に鈍感。

女っけなしでとスリンとのやりとりが描かれるため、“こっちの行方”を気にして読み続けている読者も多い。
すでに主人公より人気が出そうな予感。

◆ 奥様（ソヒとスリンの母）

気品と色気を兼ね備えた正妻ポジション。
ノビ（下働き）にも気さくで、家族にも寛容。

…なんだけど、やたら現場を目撃してしまう不運体質の持ち主。（奥様は見た！）
もう見なかったことにしてほしいのに、だいたい見てる。
精神的ダメージを抱えてないか心配になるレベル。

みどころ

肉感的すぎるフルカラー作画（主に青年誌向け）

「爆乳」「巨尻」「汗」「肉付き」「ピンク照り」すべて盛り。
いわゆる“女性向けTL”の感覚で読むと事故るレベル！
肉感・色彩・質感が美しすぎて、ため息出るほど感動する瞬間すらある。

毎回「なんでこんな綺麗に塗れるんだろう…（誤字じゃないよ！）」って静かに動揺する。

rico

桃色の暴力に目が潰れる

弟子

通勤電車で読んだらアカンやつな

イケメン剣士×強すぎるお嬢様（姉）のサブカプが尊い

正直、主人公の性業に読み疲れた心を癒すのは、こっち。

武で語る姉 VS 寡黙で一途な剣士。

この２人がどうなるか気になって読み進めてる人いる（私だ）
本編が激しすぎるから、こっちの静かな情恋が沁みるんだよ……！
むしろ本編ここで良い。マジで。

ドラマ性が強く、ストーリーがしっかりしてる

ただのエロ漫画と見せかけて、身分制度・政略・戦乱・軍役・家族の事情など、時代背景も緻密。
特に後半に向けてトルセが“成り上がり”の兆しを見せたり、サブキャラの恋愛模様が動き出すことで、読後に謎の感動を残すという声も多い。

そしてコミカルも挟んだりうまく笑わせてくれる。たまにガラスの仮面劇入ったりする

男性向けエロ漫画でしょ？と離れかけるんだけど、
意外と人間ドラマがしっかりしてて、続きが気になってしまう読ませ力。

読者レビューまとめた

感想：絶倫奉公人絵巻

まずタイトルを見て「これはしっとりとした身分差ロマンスか…？」と思った人、手を挙げよう。
私もだ。

“僕のお嬢様”って、絶対「一途な想い」とか「秘めた恋心」とかそういうやつじゃん？
しかも表紙にはしっとり系女中みたいな奉公人。絶対ヒロイン。

てっきり「夜伽に呼ばれし貞淑メイドが将軍に捧げる純潔」的なアレでしょ？って思ってた。

扉を開けたら、そこは性のフリーダムだった。
主人公は男子。
パンツを履いていない。いや履いているが。婦女子の妄想のなかで常に脱いでる。

登場人物、全員欲に素直すぎる

読んでるうちに気づくんだけど、この世界、基本的に“誰もが性欲に素直”という、ある意味理想社会なんだよね。

お嬢様も幼なじみも奥様も、例外なく濡れる。泣く。揉む。致す。
しかも、みんな割と愛情も愛嬌も持ってるから厄介。性と感情が絡まりすぎな上、毎回感情が肉に負けてる。

主人公トルセは、そんな胸と尻に支配された屋敷で唯一のチン担。（言い方）
ていうか、あれだけ致してるのに、一回も避妊とか考えてないのが逆に怖い。まじで新たなる異世界系か？ってなる。

弟子

…豚の腸って、アレ、避妊具やったん？（ガチトーン）

隊長

いろんな意味で、生命の重みがダイレクトだよ…

そしてアイツ、
だんだん悟りを開いてきてて、「これも奉公の一環か…」みたいな顔してんのシュールすぎる。

「いや……誘われたから……（致す）」

「なんか空気的にそういう流れだったから……（致す）」

「拒めない性格で……（致す）」

思春期男子ひとりで“女の業”を一手に背負わされてる？！じゃねぇ、流されすぎだろ、優柔不断か！！

それでも「お嬢が好き…」とか言ってるから、逆に偉い。こいつの精神が。
普通の男子なら崩壊してる。

大体みんな覗いてる

あの屋敷、壁に目玉でもついてんのか？ってくらい全員こっそり覗いてる。
もはや覗き見がインフラ。

しかも、だいたいみんな「たまたま通りかかった」体で覗いてる。
いやいやいや。
どんだけ同じタイミングで通りかかんのよ。
奉公屋敷じゃなくて、性春覗き見テーマパークなの？

rico

「まあ！あんなに……（ﾃﾞｶ!!）」みたいな、奥様もお姉も
みんな主人公に興味津々笑笑

隊長

障子に穴あきまくり！！

正直、トルセはもういい（笑）

途中、マジでどうでもよくなってくる（やりすぎて

あれだけ致しまくってると逆に“背景”になってくるんよな。もう照明くらいの立ち位置、最初は避妊とか気になってたけど、もう異世界だと思おう

一方でスリン様よ。
あの姐さん、強すぎてヒロイン力が逆に突き抜けてる。
熊ぶん投げてたくせに、そのあとから始まる「女として見られたい葛藤」
これよこれ、この拗らせがたまらんのよね

しかも推し相手がユソン、あの涼しい顔してイケメン剣士っていう、
全読者「お前…罪深いな？」ってなるやつ。

薬師の子（妓女）がユソンにちょっと情けをかけられ、スリン様がモヤモヤしたり、
気を引こうとしてまさかのトルセに手技習ったり（！）

「男子ってどこをどうしたら気持ちいいん？？」って、、だよね、気になるよね、好きな人のために頑張っちゃうよね！！でもそれトルセ（小姓）に聞くな？！

殺陣もできる、恋もする、不器用で一直線な姉。
刺さる人には臓腑までぶっ刺さるタイプです。

そしてあの薬師の子、幸薄そうなのに儚い色気があって、あれはあれで気になる存在。
もう一回ユソンと情を交わして、スリン様の嫉妬にまた火をつけてほしい。

個人的に好きなのはヨルム。そして義賊のおっさん

不器用で、報われなくて、でも好きで、
それでも一番処理係にされてて、すごく人間くさくて良い。

だからこそ言いたい。

もうトルセはやめて、義賊のおっさんとくっついてくれ！

あのおっさん、包容力と現実力で普通に理想の男。

トルセみたいな優柔不断男よりよっぽど頼りになるし、
女好やし誠実さもってるって最高やん！！

ヨルムは強気で負けん気もあって、義賊とならいいバランスなんだよな！
主人公といると、都合のいい処理係で見てて辛い。いや、本人は幸せいっぱいなんだけどさ…。

で、これだけは言わせて

主人公はやりまくってるからどうでもいい

これ、めっちゃみんな思ってる。
でも何が怖いって、作者がそのトルセの絶倫劇場をガチで「物語の主軸」にしてるところ。
「やりながら成長していく主人公」って、
もう 性の旅路すぎる。

ぶっちゃけ、トルセの性活成長記録が延々続くなら「もういいかな」ってなるやん？
それでも読んじゃうのは、
イケメン剣士・ユソンと義賊のおっちゃんの存在がでかすぎる。（ストーリーもいいのよ）

あと、お姉ちゃん（スリン様）があまりにも可愛い。

ユソンにバレたら、マジで首が飛ぶ世界

トルセ、もうお嬢様（妹）と致してるけど、
それ、普通にバレたら死罪コースなんよ。

ユソン（寡黙イケメン剣士）はお嬢の盾として仕えてるわけで、
下賤の身分の男が“姫”に手を出すとか、
ガチで斬られても文句言えんやつ。

トルセの脳内お花畑計画

でもね、たぶんトルセ、
「軍人になって武勲あげて賎民脱して、官位もらって、お嬢もヨルムも幸せにする！」
って、割と本気で思ってそう。

ユソンも武勲あげたら認めるとはいってたけど、結婚を認めるわけじゃないからね！！！

現実には、将軍の娘と“元奴婢”が結婚なんて、官位どころか伝説級の成り上がりじゃないと無理。

もし、ユソンがお嬢といいかんじになったとしても難しいと思うよ、正直。

気になるけどユソンとお嬢（姉）を推す

私はもう、主人公より
「ユソン×お嬢（姉）」「義賊×ヨルム」を全力で応援してる。

お嬢も、あんなに身体張って感情伝えてるのに、トルセは優柔不断やし、お嬢はヨルムに女の戦いバシバシやし…あのころの可愛いお嬢、帰ってきて

女の戦いってなると怖いよね、こっちの感情が摩耗するっての。

男の戦場見てる方が楽しいんだよ！

令嬢モノとは違う、男性視点ロマンの魅力

キラキラの令嬢モノもいいけど
こういう“男目線の恋愛＆なりあがり”って、やっぱ熱いよね。

ヒロインが主導権握るTLとは違って、
この作品は泥臭さもあるし、葛藤もあるし、なにより立場の違いで悩む男たちってのが良い。

しかも韓国ドラマ系だから、まだまだ終わらなさそう（笑）

弟子

男の情緒と性欲が交差する瞬間って、尊いよな

rico

これ読んで恋愛って面倒だなって思える人はまとも

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rico

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rico

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まとめ

『奉公物語』は、見た目は“TL風”だけど、中身はがっつり青年エロ劇場。
読者の感想でも「TLかと思ったら性欲の解放区だった」と戸惑う声が多数だが、
逆に言えばそれだけジャンル越境して中毒者を生み出してる作品ってこと。

でも、単なる男性向けエロで終わらない。
むしろその“過剰な性描写”の中に、人間くささや報われなさ、
どうしようもなく歪んだ想いの交錯が見えてくる。

欲望に忠実すぎる世界で、誰が誰を本当に想ってるのか。
“奉公”の名の下に何を犠牲にし、何を得るのか。
最終的に一番しんどくなるのは、読者の心かもしれない──

rico

エンタメショップ店員。韓国漫画やアクション、王宮モノ、BL、同人など雑食です。新しい漫画との出会いを、ぜひ一緒に楽しみましょう！