人間ドラマ

【クジャクのダンス、誰が見た?】冤罪の裏に潜む真犯人は?伏線から真相を考察

mankore
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「真実は、見えない場所に隠されている」

元刑事の父を放火殺人で失った女子大生・山下心麦。父が遺した手紙が語るのは、逮捕された容疑者が“冤罪”である可能性だった。

父の死の真相を追う中で明らかになる猟奇殺人「東賀山事件」と出生の秘密。隠された真実を追う彼女の物語は、正義と隠蔽の狭間で揺れ動く。

こんな人にオススメ!
  • サスペンス謎解き好き
  • ダークで重厚な話が好きな人
  • 『○○は全員怪しい』系が好きな人
  • 正義と悪の曖昧さを考えたい人
  • 「ラーメン屋が事件の鍵?」みたいな展開にグッとくる人

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『クジャクのダンス、誰が見た?』概要

連載掲載 / 出版社講談社『Kiss』
作者浅見理都
ジャンル/キーワードサスペンス、ミステリー、家族、冤罪、正義と隠蔽
見れるアプリマガポケ、ebookjapan、U-NEXT

『クジャクのダンス、誰が見た?』概要

浅見理都によるサスペンスミステリー漫画で、講談社『Kiss』にて2022年9月号から連載中。単行本は現在6巻まで刊行され、2025年1月24日からTBS系列でのドラマ化が決定しています。

物語は、元刑事の父・山下春生を放火殺人で失った女子大生・山下心麦が、父の遺した手紙を手がかりに真相を追うミステリー。猟奇殺人「東賀山事件」や、自身の出生に隠された秘密が次第に明らかになります。

「冤罪」「正義と隠蔽」「家族の絆」をテーマに、社会の闇や人間関係の葛藤を描いた本作。タイトルに込められた哲学的な問い「誰が真実を見たのか?」が、物語の核となっています。

心理描写と緻密な伏線が絡み合う展開が最大の魅力です!

あらすじ:父の手紙が告げる真相

大学生の山下心麦は、元刑事である父・春生と馴染みのラーメン屋台で、ささやかなひとときを過ごしていた。
しかし、その数時間後、心麦は炎に包まれた自宅と、父の死という衝撃的な現実に直面する。

逮捕されたのは、22年前の猟奇殺人「東賀山事件」で死刑となった遠藤力郎の息子・遠藤友哉だった。
だが、春生が残した手紙には「友哉を含む逮捕された者たちは冤罪である」という驚愕のメッセージが記されていた。

心麦は父の無念を晴らすため弁護士・松風に協力を依頼し、事件の真相を追う。

次第に浮かび上がるのは、「東賀山事件」に潜む数々の矛盾と、心麦自身の出生に隠された衝撃の秘密だった…。

弟子
弟子

クジャクのダンスってどういう意味?

rico
rico

「誰も見てないのに、それって価値あるの?」っていう哲学的な問いだって

「クジャクのダンス、誰が見た?」は諺

ヒンディー語のことわざ「ジャングルの中で踊るクジャクのダンス、誰が見た?」に由来しています。この言葉が象徴するのは、「目撃者がいなくても価値があると言えるのか」という問い。

さらに、「罪は隠せても、自分の良心からは逃れられない」というテーマが、この言葉に込められているのかもしれませんね

目には見えない罪悪感や真実、それに気づかない人間の葛藤が、物語の随所に描かれています。

登場人物紹介:個性豊かなキャラクター

山下心麦(やました こむぎ)

主人公の女子大生。元刑事の父・春生を放火殺人で失う。
父の残した手紙をきっかけに、事件の真相や自分の出生に隠された秘密を追うことになる。正義感が強く、辛い現実にも立ち向かう芯のある性格。

山下春生(やました はるお)

心麦の父で元刑事。正義感の強い性格で、「東賀山事件」を担当していた。
自分の死を予感して心麦に手紙を託すが、その直後に放火殺人で命を落とす。事件の真相に迫っていたことが彼の死因となった可能性が高い。

松風義輝(まつかぜ よしてる)

弁護士。心麦の依頼を一度は拒否するが、彼女の思いに触れ、事件解明に協力することを決意。
自らも父を冤罪で失った過去があり、事件への強い使命感を抱く。冷静だが情に厚い性格。

遠藤友哉(えんどう ともや)

放火殺人の容疑者。父・力郎が「東賀山事件」の犯人として死刑となったことで、過酷な人生を送る。
父の冤罪を証明しようと独自に真相を追っていたが、春生殺害の罪を着せられてしまう。

赤沢進(あかざわ すすむ)

警察の刑事で、春生の元同僚。強引な取り調べを行うことで知られ、東賀山事件にも関わっていた。
正義感の強い人物に見えるが、事件の背後に暗い影を落とす重要な存在。

赤沢京子(あかざわ きょうこ)

赤沢の妻。心麦に事件を口外しないよう頼み、1億円の通帳を差し出す。
夫の秘密を知りつつも隠そうとする一方で、恐れや後悔も見え隠れする。

阿南由紀(あなん ゆき)

検事。放火殺人事件を担当し、赤沢や松風とも関わる。
愛人の娘として複雑な家庭環境で育ち、検察の中で自らの地位を築いた才女。事件の真相や隠蔽工作に深く関与している可能性がある。

染田進(そめだ すすむ)

ラーメン屋台の店主で、春生の親友。春生の手紙を心麦に渡した人物。
過去に犯罪歴があり、事件に巻き込まれる形で死亡する。

鳴川徹(なるかわ とおる)

元検事の弁護士。松風や心麦の調査に協力する。冷静な分析力を持ち、遠藤友哉の冤罪を確信している。過去の事件や警察内部の闇について多くを知っている。

その他

  • 遠藤力郎(えんどう りきろう): 東賀山事件で死刑となった人物。冤罪の可能性が高い。
  • 林川安成(はやしかわ やすなり): 東賀山事件で殺害された一家の父親。裏社会との関わりがあった。
  • 津寺井幸太(つじい こうた): 林川家の親族で、東賀山事件後に心麦(林川歌)を引き取ろうとしていた。
  • 阿波山京一郎(あわやま きょういちろう): 心麦の出生偽装に関わった産婦人科医。火災で死亡。

みどころ:事件と人間ドラマの交差

  • 父と娘の絆!春生の残した手紙
  • 東賀山事件の猟奇性と謎
  • 心麦と松風弁護士のバディ感!

父と娘の絆と、春生の残した手紙

心麦と父・春生の関係性は、冒頭から切なく描かれる。いつものラーメン屋台での何気ない時間が、事件によって壊れてしまう悲劇が読者の心に響く。

春生が残した手紙が「死の予感」と「冤罪への疑念」を孕んでいて、事件の核心に迫る鍵となる。
この手紙を基に心麦が動き出す物語の起点が魅力的。

父から娘へのメッセージを通じた「真実を追い求める意思」がテーマとして熱い!

東賀山事件の猟奇性と謎の深さ

東賀山事件で一家が螺旋階段に吊るされたという猟奇的な描写が強烈なインパクトを与える。

当時の状況、遠藤力郎の自白の不自然さ、林川家が抱えていた裏事情などが少しずつ明らかになる過程がスリリングで読者を引き込む。

「なぜ一家が殺されたのか?」

「本当の犯人は誰か?」

というミステリー要素が物語全体の大きな見どころ。

心麦と松風弁護士のバディ感

心麦が父の手紙を受け取って「犯人が冤罪である可能性」を信じたとき、松風弁護士に助けを求める展開が熱い。

初めは疑念を持ちながらも依頼を受けた松風と、心麦が次第に信頼を築いていく様子が読者の心を掴みます。

松風自身も過去に父親を冤罪で失った経験があり、物語の中で心麦と重なる部分も多く
「異なる境遇の二人が真実を追う」という構図がドラマティック!

【感想】全員怪しい!深まる混乱…

正直なところ、この物語を追いながら感じるのは「全員怪しい」というモヤモヤ感。登場人物が多く、それぞれの行動に違和感があるから、誰を信じたらいいのかわからなくなる。

rico
rico

「ここ怪しい!」って気になる点を挙げてみるよ!

赤沢夫妻の怪しさが際立つ

まず赤沢進刑事だけど、どう考えても動きが不自然すぎる。
強引な取り調べをしていたことが問題視されてたのに、春生が残した手紙をすぐに「偽造」と決めつけてるのは明らかにおかしいよね?何を焦ってるのか。

しかも、春生が追っていた東賀山事件にも深く関わっていたのに、「事件解明よりも隠蔽」を優先してる感じがプンプンする。

でも正直、赤沢が真犯人って感じはしないんだよね。
むしろ「正義感の暴走」が原因で事件を複雑化させた立場なんじゃないかな?
彼の行動は全部、自分なりの正義感に基づいてる気がするけど、それが周囲を巻き込んで混乱を招いてるというか。

そして妻の赤沢京子。1億円を提示したり、夫にも隠し事をしているのがめちゃくちゃ怪しい!
しかも、「赤沢の立場を守るために口外しないで」ってお願いしながら怯えてる姿を見ると、彼女単独で動いているわけじゃなく、誰かに脅されてる線も濃厚だよね。赤い帽子の男とかさ…。

赤い帽子の男、便利すぎない?

登場するたびに「またか!」ってツッコミたくなる、赤い帽子の男。
染田殺害や阿波山夫妻の火事など、全部彼がやってるっぽいけど、ここまできて正体が謎なのは逆に怪しすぎ??

まぁ単なる実行犯として使われてるだけか、もしくは誰かの変装説もアリ。これだけ証拠を残さず動けるのも不自然だから、「赤い帽子の男」という存在自体が読者を惑わせるためのミスリードなのかも。

心麦の出生偽装が事件のカギ

「林川家の生き残り=心麦」っていうのは物語の核だけど、それを隠蔽するためにどれだけの人が動いてたのか…

赤沢夫妻や阿波山、高畑まのか、津寺井幸太、さらには阿南検事の父親まで絡んでる可能性があるとか、やりすぎ感あるよね。

でも、この「出生偽装」がなかったら心麦は林川歌として生きることができなかったわけで、ある意味で彼女を守るための行動でもあったのかなって思うと、ちょっと複雑な気持ちになる。

赤沢がどこまで「善意」で動いていたのか、これが今後のポイントになりそう。

鳴川徹の怪しさ

ここで登場する新キャラ、鳴川徹。元検事で今は弁護士として松風たちに協力してるけど、登場タイミングが遅すぎるのが気になるんだよね。
しかも、染田が殺害された直後に現れたとか、怪しい以外の何物でもないでしょ!

もし彼が阿南検事の父親だったら、もう最高に盛り上がる展開だけど、それだとあまりにもドラマチックすぎるかな…。
でも、過去に赤沢と何かしらの因縁があったのは確実だし、彼が事件にどう絡んでるのか注目したいところ!

タイトルの伏線がうまい

「クジャクのダンス 誰が見た?」って言葉、めっちゃ深いよね!特に春生が心麦に言った「罪は逃れられても、自分の中の罪悪感からは逃れられない」というニュアンスがこの物語のテーマそのものだと思う。

もしかしたら、林川家で起きた内部抗争や秘密を隠すために、誰かが「猟奇的な一家殺害」を演出したのかもしれない。

春生が真相にたどり着きかけていたのに消されたのも、まさにこのタイトルに繋がる伏線なんじゃないかな

【考察】犯人は?真相はどこに?

誰が真犯人なのか?
現時点で怪しい人物を整理すると、やっぱり赤沢進刑事が一番怪しいね。でも、彼が単独犯とは思えない。

赤沢進は事件の鍵を握る?

赤沢進の行動を整理すると、以下の点が際立つ。

  • 春生の手紙をすぐに「偽造だ」と断定。
  • 阿波山夫妻が火事で死亡した直後、彼の服に阿波山の飼い犬の毛が付着していた。
  • 赤沢自身が心麦の出生偽装に関与しており、それを隠蔽する理由があった。

赤沢は「正義感が暴走した結果、事件を複雑化させた立場」に見えるけど、火事に関与している点を考えると、完全に善人とは言えない。

さらに上の黒幕がいる?

赤沢は警察内部で影響力があるけど、全てを自分の意思で動かしているわけではなさそう。
例えば、阿南検事の父親や、司法の上層部にいる権力者が彼を動かしている可能性も十分考えられる。
赤沢が「実行役」で、背後にもっと大きな黒幕がいるとしたら、この物語はさらに深みを増すよね。

春生の死は隠蔽の一環?

春生が残した手紙や音声データには「東賀山事件の真相」が書かれていた可能性が高い。

それが警察(特に赤沢)や司法の一部にとって非常に不都合だったため、春生は命を狙われたのではないか?
赤沢やその背後の黒幕が、春生を「真実を暴露される前に」消そうとした意図が見える。

また、春生の死が単なる放火事件ではなく、明確に計画された「隠蔽工作」の一環であるとしたら、これまでの事件の全てが繋がってくる…。

真相の焦点:東賀山事件と心麦の出生

事件の真相に迫るためには、東賀山事件の背後にあった動機と、心麦の出生偽装がどう絡んでいるのかがポイント。

林川家の内部抗争説や、事件を隠すために警察や司法が動いていた可能性を考えると、春生が命を落としたのも「真実を隠そうとする勢力」の仕業と考えるのが妥当。

まとめ:物語が問いかけるもの

物語の複雑さを整理してみると、赤沢進が事件の鍵を握っているのは間違いないよね。
ただし、彼自身もさらに大きな黒幕に動かされている可能性が高い。

最終的に「クジャクのダンス 誰が見た?」というテーマがどう回収されるのか、今後の展開が待ちきれない!

広瀬すず×松ケンで実写化!ドラマ版の見どころ

2025年1月24日(金)22時からTBS系「金曜ドラマ」枠で放送スタート!原作ファンも待望の実写化で、注目度が高まっています。

概要

  • 放送開始: 2025年1月24日(金)
  • 放送時間: 毎週金曜 22:00~
  • 放送局: TBS系「金曜ドラマ」枠
  • 原作: 浅見理都の同名漫画

キャスト

  • 広瀬すず: 主人公・山下心麦(大学生、事件の真相を追う娘)
  • 松山ケンイチ: 弁護士・松風義輝(心麦を支えるパートナー)
  • リリー・フランキー: 山下春生(心麦の父で元刑事)
  • 成田凌: 遠藤友哉(冤罪を訴える容疑者)
  • その他、磯村勇斗、森崎ウィン、瀧内公美など豪華キャストが出演!!

楽しみなポイント(´∀`)

漫画の緻密なストーリーが実写化でどう描かれるのか?

原作で描かれた緻密な伏線や心理描写が、映像作品ではどう表現されるのか期待大!
ドラマならではの緊張感や臨場感が、物語をさらに引き立てそう。

松ケンの“飄々とした大人の余裕”とすずちゃんの“ひたむきな熱さ”

正義感に突き動かされる広瀬すずと、冷静で寡黙な松山ケンイチの対照的なキャラクターが、物語の核心に迫る中でどんなバディ感を生むのか目が離せない!
二人の掛け合いがドラマの肝になりそう。

成田凌が演じる「謎多き容疑者」友哉の熱演に期待!

父の冤罪を訴えつつも、殺人容疑者として疑われる青年・友哉。
成田凌がその内面の揺れ動きや痛みをどう演じるのか、視聴者を惹きつけるポイントになりそう!

公式サイトで最新情報をチェックしながら、放送日を待ちましょう!

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魅力まとめ!

「猟奇的な事件」「冤罪」「家族の絆」
この物語は、深いテーマと緻密な伏線が絡み合うサスペンスミステリーです。

2025年にはTBSでドラマ化も決定し、注目度がさらにアップ中!

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記事のまとめ
  • 元刑事の父を放火殺人で失った女子大生・山下心麦が主人公。
  • 父が遺した手紙には「逮捕された容疑者は冤罪」との記載が。
  • 過去の猟奇殺人「東賀山事件」と心麦の出生が事件に深く関わる。
  • 正義感と家族の絆がテーマのサスペンスミステリー。
  • 登場人物は全員怪しく、物語の伏線が複雑に絡み合う。
  • 父と娘のラーメン屋台のシーンが、切ない物語の象徴的な場面に。
  • 「クジャクのダンス」は隠された真実や罪悪感を象徴するタイトル。
  • 赤沢進刑事とその妻・京子が事件隠蔽に関与している可能性あり。
  • 冤罪を訴える容疑者・遠藤友哉と父の事件が鍵を握る。
  • 弁護士・松風義輝が心麦を支え、真相解明を共に追う。
  • 2025年1月24日からTBS「金曜ドラマ」で実写化決定。
  • ドラマ版では広瀬すず、松山ケンイチ、成田凌など豪華キャストが出演。
  • サスペンス好きや心理的テーマに興味がある人におすすめの作品。

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エンタメショップ店員。韓国漫画やアクション、王宮モノ、BL、同人など雑食です。新しい漫画との出会いを、ぜひ一緒に楽しみましょう!
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