感想ネタバレ

【部長K】北朝鮮編 完結 | 復讐の果てに咲く花(81〜86話)

mankore
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人気ウェブトゥーン『部長K』は、『外見至上主義』『喧嘩独学』と同じ世界を共有するPTJユニバース作品。
重厚な人間ドラマとアクションが絡み合う、“大人のための戦場群像劇”です。

今回は、シリーズ屈指の名編「北朝鮮編完結」パート、
ペク・ダニョルとの復讐の決着、そしてその先に待つ“新たな地獄”を語ります。

※キャラクター表記について👇

  • キム部長 ⇒ 木村部長(外見至上主義)
  • ソン・ハンス⇒ 新庄修(喧嘩独学)
  • パク・ジンチョル⇒ 筒井太一朗(人生崩壊)

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【北朝鮮編:完結編】あらすじ

ペク・ダニョル:崩壊の原点

過去、キム部長との戦いからの長い昏睡。目覚めた先は、何もかもが変わった世界。
同志から告げられる――

「リム・ユジンは、出産中に死亡した」

それが嘘か真かは、もう関係なかった。
その瞬間、復讐という名の怪物が生まれた。

「あいつの子どもが生きているなら、まだチャンスがある」
「俺は、復讐のためだけに生きてきた」

ペク・ダニョルは、国家でも信念でもなく、私怨を最優先する怪物へと進化する。

戦争の化け物たちが集うとき

父親たちが地獄に降り立つ。
もう戦争より“親バカ”の方が怖い――そんな構図が完成する。

  • ジンチョル(アレス隊長・怒れる父)
  • 闘鶏(『喧嘩独学』の師匠・格闘最強)
  • イアン(戦場の医者・情が深い)

国家の作戦ではない。ただ娘を救うための“私的戦争”だった。
ジンチョルの一言がすべてを象徴する。

「娘の周りに近づく男には気をつけろって言ったろ?」

偽装・狂気・地獄の心理戦

再会したキムとダニョル。
隣には“捕らわれた妻”の姿。

「66番、座れ」

キムが従わないと、ダニョル即座にキムの妻を射殺。

「言ったはずだ。二度はない」――冷酷な宣告。

そして始まる、ミンジの命を賭けた選択ゲーム。

  • 「今ここで“66番が死んだ”と送信すれば娘は助かる」
  • 「だが送らなければ、娘は死ぬ」

ダニョルの狂気

“妻”は偽物だった。

『キムの妻に似た女』を、整形・染毛・舌を切り、匂いと体型まで真似させた“影武者”。

「演技ではなく、本当に死にかけた女が必要」――ダニョルの狂気は芸術を超えた病だった。

キムはすべてを見抜いていた。

手の染毛剤の痕、違和感の積み重ね。
それでも信じたかった。“彼女”と過ごした時間のぬくもりを。

「一緒にいられる時間が、幸せだった」

その言葉は、偽物よりも本物だった。

キム vs ダニョル:魂の殴り合い

銃も毒も、すでに意味をなさない。
2人の決着は、拳でしかつけられない。

怒号、殴打、血飛沫。

「そうだこの野郎!俺はペク・ダニョルだ!!」

もはや人格も言葉もグラグラだが、
なぜか錯乱したダニョルの方が強く見える不思議なエモさ

お前の娘の写真も、妻も、計画も――

「全部ウソだ」

人格崩壊のダニョル

…それ、本当に冗談か?
もはや真実ですら自分で潰しにかかる系ラスボスに進化してる。

30年燃やし続けた復讐への、最後の弔い。
キムの心臓打ちがダニョルを貫き、長き因縁に幕が下りる。

ミンジとソン・ハンスの逃走劇

一方その頃、ミンジとソン・ハンスの脱出チームも修羅場。
北のスパイ、南のスパイ、警察まで敵――まさに「スパイ戦争版ドラゴンボール」状態。
そこへ現れる“南の狂人”カン・ググチョル(特殊任務局次官)。

「国家安全法違反で全員逮捕」

合法を盾に暴力を振るう、地獄の公務員。
彼の登場で、もはや正義も悪も区別不能になる。

決着の刻

舞台は再びベルバウィ。
毒に蝕まれながらも、キムはダニョルとの最終決戦に挑む。

「俺の復讐を全部見抜いていたというのか!!」

もう計画も戦略もなく、むき出しの執着と怨念だった。

キム部長は、それに静かに答える。

「癒えない傷はない」
「小さな喜びで、大きな痛みを忘れていくのが人生だ」

それは、30年もの復讐を燃やし続けた男への最後の弔いでもあった。

「因縁を終わらせよう」

ダニョル、崩壊の回想

朦朧とする中、過去の記憶がよみがえる。

  • 固定スパイを出動させたのも
  • 刑務所を動かしたのも
  • 演技団まで仕組んだのも

すべて、ダニョル自身の責任だった。

「俺がすべて責任を取る」

だが、それも歪み、今では自分すら見失っている。

「これで本当に終わりだ」

キムの最後の一撃が、ダニョルの心臓を貫く。
叫びも、言い訳も、もう何も出ない。

かつて“革命”を語った男の最期の言葉はなかった。

因縁に区切りが打たれる。

モニター室で確認される死

ベルバウィでダニョルの死が確認される。
総責任者グァンジョが淡々と告げる

「…仕方がないですね。始めましょう。遺言は聞かなければ」

ダニョルの“遺言”は――
「迷路をランダムに変えろ。図面なしで」
最期まで“復讐のゲームマスター”であり続けた男。

「地獄で待っている」

モニター越しに映る、ダニョルの最期。
血と埃にまみれた顔で、彼は指を立てて笑った。

これが俺の復讐の、『最後の花だ』

地獄で待っているから、迷って来い

民族も、革命も、信念も、家族さえ、
彼にとっては、すべて“復讐のための道具”だった。
そして最期の瞬間、彼は“復讐そのもの”として散った。

ジンチョル、地下でボスをしばく

地下脱出中にグァンジョが逃走中、→ジンチョルが発見してニッコリ💢

「知らない!全部ダニョルが!俺は図面だけ!」と泣き叫ぶが、ジンチョルのボコで問答無用(笑)

「元に戻せ」と要求されるが、グァンジョ「できない!でも死ぬの怖い!要職欲しい!家族守りたい!」
→ 地獄の公務員ムーブ

ジンチョル、選択を迫る

「ここで死ぬか、南に来て生き延びるか」

闘鶏、「ウソ♥」ムーブ発動

脱出ルートを知る唯一の人間――グァンジョ。
闘鶏は無線でブラフを放つ。

「軍隊が押し寄せてるぞ、急げ」

北の鎮圧部隊「994部隊」が迫っているという報告に、グァンジョは青ざめた。
「捕まったら国家反逆罪だ!」

追い詰められた彼は迷路を解除、自ら脱出ルートを開けてしまう。
そのままヘリに飛び乗ると、軽い声が響いた。

「嘘♥」

軍など最初から来ていない。闘鶏の完璧な心理戦だった

rico
rico

“喧嘩独学の師匠”の戦術力&心理戦の極みだね

キムとジンチョル:親友の会話

ダニョルを倒したキムは、迷宮で力尽きたが、毒に侵されながらもかろうじて息があった。
ジンチョルが駆け寄り、互いに短く言葉を交わす。

「重荷は…もう終わったのか?」
「最後に一つだけやれば、本当に終わる。」

復讐の果てに、残ったのは“帰る場所”への想い。
この戦いは終わりであり、キムにとっての再出発だった。

新庄玲央、巻き込まれ地獄

一方そのころ、韓国。
ソン・ハンスの息子・ソン・テフン(※喧嘩独学:新庄玲央)が家に帰宅

「……オヤジどこいった?」

――そう、家ガチ爆破。

北からの報復とスパイ戦の余波で、民間人の家が吹き飛んでいた

感想:稚拙だが、それを『復讐の花』と呼んだ男

国のエリートから執着の怪物へ

国家直属のエリート工作員、“ウルフ”と呼ばれた男。
スーツに知性、冷静沈着――完璧そのもの。
だがキム部長との戦いをきっかけに、全てが崩壊する。

目が覚めたら白髪。寝たきり。声も出ない。

「裏切られた!壊された!もう全部復讐や!!」

そここから30年、

  •  ☑ 迷宮作り
  •  ☑ 偽物の妻作り
  •  ☑ 舌切り強制
  •  ☑ 整形命令
  •  ☑ 娘の誘拐(写真偽造)
  •  ☑ スパイ部隊全派遣
  •  ☑ 毒・洗脳・人体実験

    → ヤンデレ拷問モンスター爆誕。

ダニョルの魅力って、結局これ。

  • 表の顔:国家の精鋭エリート
  • 裏の顔:ヤンデレ拗らせストーカー

このギャップがたまらんのよな⁉️

崩壊してからのダニョルが本番

それまでの「完璧イキり軍人モード」はただの前菜。
真の旨味は、壊れてから腐る寸前の“生々しさ”なんよ。

フィグサイン=侮蔑ではない

あのラストの指立てサインな、
いや「指を突っ込んでやんぞ」てきなニュアンスすらある、完全なる煽り&侮辱モーションのほうやんか。

お前、絶対下品やん(本性)

最後、負け確やのに
「俺の勝ちや」みたいな顔して
「追って来いよ…」とか言いながら死ぬんだぜ?

3年間キムマネ追ってて、ダニョルの気持ち悪さ見抜いてたん、
我ながら神がかってたとしか言えん。(言ってたんやで!!過去編から!←知らんがな

シリーズ至上最高の「終わりの美学」

これまでの強者たちもそれぞれ良かったよ。

金門ウチョル:理性と信念の武士型ラスボス
神の器キング:地上最強を目指した、純粋な肉体特化型

でもね、
ダニョルだけは「勝手に崩壊して、勝手に全部燃やして、最後に煽って散っていった」っていう

“自滅型エリート崩壊美学”の完成体だった。

エリートが壊れる瞬間がたまん


もう、膝が震えて崩れ落ちるくらい大好物なんだけど(性癖と言っても過言ではない)、

みんな知ってる例で出すと、あの有名なムスカ大佐なんだよね(ラピュタ)

  • 最初→有能、冷静、眼鏡クイッ
  • 中盤→「見ろ、人がゴミのようだ」くらいでまだ理性ある
  • 最後→「目がぁあああああ!!!!」←崩壊フルスロットル

あれな、理性が溶けて狂気が溢れ出す瞬間快感がクセになる。

ダニョルもまさにその道を歩んだ

  • 最初は「国家」「革命」「任務」に忠実な人材
  • だんだん「キム部長個人」への執着に塗りつぶされ
  • 組織も理念も捨てて、完全に“個の復讐マシーン”
  • 最後はフィグサインで爆散
rico
rico

毎週本当に楽しみだった!今思ってもマジで燃えてた。

ダニョル、どこから壊れ始めたのか問題

前半:完全に“有能な復讐者”

  • 計画は冷静そのもの。
    • 息子をミンジの高校にスパイとして送り込み
    • 迷宮・ボルバウィ設計
    • 妻の偽物製作(整形+舌カット+染毛)
    • 追跡装置・毒の注射・心理戦フルセット
  • 完璧主義者かつ長期計画型。「計画通りの人」

→ このあたりはまだ、理性>感情だった。

❓じゃあ、いつから壊れたのか?
ちゃんと段階がある。

第一段階:テヤン(息子)の予想が外れた

テヤン:「キムは女性(妻)と脱出する」
ダニョル:「いや、あいつは俺に会いに来る(ドヤァ」
結果:テヤン正解、ダニョル不正解

このときのダニョル、想像以上にショック受けてる。
自分の読みが外れたことより、“キムに無視された”ことに傷ついてる。

→ ここで、「あ、あの人…もう俺のこと…」みたいな、ストーカー失恋モード突入

第二段階:「逃げたのか?」って思った瞬間(通信器が切れた)

「そんな…バカな…あいつは俺に会いに来るはず…」
だって、妻メタメタにしたんやで、憎いやろ、俺を殺しに来るやろ…??

→ あの「え…嘘やろ…?」顔、完全にヒロインのやつ

ここでダニョルは一線越えた。
“自分の物語が破綻する”という恐怖に飲まれた。

→ この時点で、感情が理性に完全勝利🎉

第三段階:「妻を撃った瞬間」←決壊

ここよ、マジで決壊ポイント。

  • キムに「もうお前の復讐には付き合わない」と言われて
  • 「ならいい」 → 即・妻を撃つ
  • “復讐の手順”も無視して、衝動で引き金を引く。

計画を越えた欲望の爆発。
「お前が絶望する顔が見たい」が勝った。

つまり、崩壊は徐々に進んで、

テヤンの読み外れ → 通信器ロスト → 妻を撃つ
この構造で、感情に飲み込まれていった。

そして何より刺さるのが

「自分でも壊れてるとわかってて、もう止めない」

「計画が崩れても“俺が見たいもの”が見れたらそれでいい」

これ、恋愛に全敗した奴の行動やねん。

最初は綿密にLINEの返事考えてたのに、
だんだん返信早くなって、「今どこ?何してる?」って連打して、
最終的にブロックされて「…ああ、終わった」ってなるあれよね。

理性を理解したうえで、あえて狂った

ペク・ダニョルの怖さは、狂ってるのに“わかってる”こと。

「俺の計画は稚拙なところも見せたが」

あれ、自覚だよな。
自分でも気づいてる。「もう理屈じゃない」って。

なぜ“壊れたエリート”は推せるのか?

  • 元がカッコよすぎるから落差が映える
  • 崩れる前の完璧さが「呪い」になってる
  • 壊れた後にしか見えない“人間くささ”がある
  • 最後の爆散が、ある種の解放=美しさ
rico
rico

「一番好きなシーンは爆散」って言ってるオタク、だいたい正直者。

早く会いたくてGOサイン出しすぎ(笑)

ダニョルの敗因はコレ。てか、自分でも言ってたし。

「復讐は冷めた頃に」なんてできない。
20年の執着が爆発して「もう今日やる!」でGOサイン。
準備80点・情熱200点・結果バッドエンド。
……最高。この人間味が爆発してる。

「本望」って言葉が、似合うとは思わんかった

こいつ最初から、
「キムと刺し違えて死ぬ」って覚悟してた。
復讐が目的じゃなく、“最期に一緒に地獄に行く”のがゴール。

だから、
・計画の破綻も
・失敗も
・自分の死も

全部「想定内」なんや。
むしろ「予定調和の破滅」。

ああ、これでいい。
俺のシナリオはここで終わる

あのフィグサイン(※中指じゃなくてアレな)を立てた瞬間、本人は満足してたんやろな。

だから負けたのにあの顔。

で、勝ったはずのキム部長が最後に吐く

「……くそっ」

これ。
勝ってしまった側の虚無よな。

やらなきゃ終わらないから殺した。
そしたら相手が、死ぬことすら自己完結の美学にしやがった。

何この勝ち逃げ感、そら「くそっ」ってなるよ。

この対比こそが、このエピソードの真骨頂やと思う。

そして、そう。
あれでいいのだ。

ダニョルはきっと、最期の瞬間が一番満ちていた

誰が見てもクソみたいな死に様。
だけど、彼の物語にとっては、最高の幕引きだった。

そして我々は、まんまとそれに心を掴まれたまま、くそっ…ってなる。

rico
rico

「一緒に死のう!」は究極の愛の告白やと思う

隊長
隊長

キムマネでこんな重い感情が見れるとは

追って来いよと笑う、屑の美学

  • 💀 壊れていく過程も自分の演出。
  • 💀 計画の破綻すら“シナリオ通り”。
  • 💀 本望の死=「キムと地獄で再会」
  • 💀 下品な幕引きで、ようやく本音を晒せた。

彼は「国家」でも「信念」でもなく、
“個としての愛憎”で生き、燃え尽きた。
そしてその姿が、誰よりも人間らしかった。

推す以外に選択肢ないわ。
こんなに丁寧に狂ってくれたら、
そら3年見守った推しにもなるよな!!!

エピローグ&次章予告

ジンチョルたちは無事脱出。
闘鶏の静かな策略が全てを終わらせ、物語は次のステージへと続く。

ミンジとハンスの“逃避行 with 尾行”

ミンジとソン・ハンスは、逃避行の最中。

ミンジ「おじさん、後ろの車…ずっとついてきてる…」
ハンス「大丈夫だよ(全然大丈夫じゃない)」

その尾行車の正体は、白虎斡旋所のセラさん。

ハンス、ついにブレーキターン!!(拓海くんもびっくり)
セラの車に横付けして

ハンス「出てこい」(←一般人ですよね)

セラ「もしかしてソン・ハンス選手!?キャー!サインください♡」
冗談ブチ込むタイミングじゃねぇ!!(セラさん最高)

チョ先生の遺言:「全権をキム部長に譲る」

  • ハンス「……今なんて?」
  • セラ「チョ先生死んだ。で、遺言が」
    → 「全権をキム部長に譲る

💣💥 WHAT THE HELL!!!!!!!

いや、待て。
地獄の迷宮を抜けたばかりの男に、突然“中国裏社会の総帥”就任通知?!

こいつ、復讐の次は会社経営かよ。

裏社会シンデレラストーリー開幕

キム部長、忙しすぎる問題

  • 北のスパイに命を狙われる
  • 国家間のクーデターに巻き込まれる
  • 娘の恋愛は修羅場
  • 精神ボロボロなのに
  • 中国裏社会のボスに任命(←今ここ)

もうね、毎回クライマックスなのに、毎回“次の地獄”が開く。
それが『部長K』。それがキムマネワールド。

でも、彼がヒロインである限り、物語は止まらない。
――そろそろドレス着せられても驚かんぞ、マジで。

rico
rico

あっ、玲央のこと忘れてたけど、次出てくるよ!

弟子
弟子

ダニョル語りすぎやねん

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エンタメショップ店員。韓国Webtoonやアクション、王宮モノ、BL、同人など雑食です。毎日なにかしら読み、気になる構成やセリフをメモってます。作品を“掘る”のが好き。
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