見た目ワルそで中身ピュア!『山口くんはワルくない』関西弁男子の甘キュン爆発!

「この恋は、胃に優しいし心臓に悪い」
~ツンデレ関西弁男子と真面目女子~
“ちょっとだけ触れる距離”の甘酸っぱい化学反応に、
今日もニヤけが止まらない

ヤンキーじゃないよ、和菓子男子だよ♡
- 「ギャップ男子」に弱い人
- 駆け引きとかじゃなく、真面目で丁寧な恋が見たい
- 日常にちょっと疲れてる人
→「優しさって沁みる」と思える癒し系で胃に優しい
作品概要
『山口くんはワルくない』は、斉木優先生による青春恋愛マンガ。
講談社の『別冊フレンド』で連載中で、2024年12月時点で単行本は10巻まで発売されています。
ジャンルは王道の少女マンガながら、キャラの絶妙なギャップと心の機微を描いたドラマ性が読者の心をわしづかみにしています。
タイトルからは「コワモテだけど実は優しい系男子モノ?」と予想できるけど、それだけじゃない。
和菓子、関西弁、不器用な青春、孤独の癒し…様々な要素が絶妙にブレンドされていて、読み進めるたびに“山口くん沼”へと引きずり込まれる作品です。
あらすじ
舞台は高校。地味で目立たない中学時代を経て、「今度こそは青春を!」と胸を躍らせる女子高生・篠原皐(しのはらさつき)が主人公。
期待に胸を膨らませて臨んだ高校生活初日、彼女は早速トラブルに巻き込まれます。
…というより、強面で有名な男子・山口飛鳥(やまぐちあすか)に「そこ、俺の席やなあ」とガンを飛ばされ、心が凍りつく皐。
その第一印象と“ヤクザの息子”といううわさが重なり、皐は「関わっちゃダメなやつ」と認定。
なのに、通学中に痴漢に遭った皐を助けてくれたのが、その山口くんだった。
見た目は怖いけど中身は優しい。
しかも関西弁がじんわり可愛い…。
そんな彼に、最初は怯えていた皐の心も少しずつほぐれていく。
遠足、夏祭り、体育祭、誕生日、クリスマス…。
イベントを通じて、2人は確かに距離を縮めていきます。
その進展はとても丁寧で、“好き”の気持ちがじわじわ育っていく過程が最高に尊い!
人物紹介

■ 篠原 皐(しのはら さつき)
本作のヒロイン。見た目も中身も“普通”の女子高生。
青春に強い憧れを抱いており、山口くんとの出会いをきっかけに少しずつ自信をつけていく。
感情表現は控えめだが、心は強くて優しい。山口くんの本当の姿を見抜き、彼の支えとなっていく。
■ 山口 飛鳥(やまぐち あすか)
関西からの転校生で、コワモテ&関西弁の男子高校生。
クラスでは怖がられ浮いた存在だったが、実はとても優しく真面目。
和菓子職人の祖父のもとで育ち、和菓子作りが得意。自分の繊細さや趣味をからかわれた経験から、心を閉ざしていたが、皐との交流で少しずつ変わっていく。
■ 石崎くん
同じクラスの男子。初期は山口くんを誤解していたが、次第に彼を理解し、良き友人へと変化していく。
皐とも仲が良く、恋のライバル(?)的ポジションも一部担う。
■ 佐々木彩音(ささき あやね)
皐の友人で、恋バナが大好きなおしゃべり女子。
皐の変化にいち早く気づき、恋を応援してくれる。女子会の安心安全な相談役的存在。
■ 山口 健三(やまぐち けんぞう)
飛鳥の祖父で老舗和菓子屋の職人。寡黙で厳しいが、実は孫思い。
飛鳥が“自分のままでいい”と感じられる居場所を守り続けている。
見どころ:きゅんも成長も全部つまってる!
- 「強面×不器用な優しさ」
- “きゅん”だけじゃなく“じわっ”も!
- 脇役までしっかりキャラ立ち
「強面×不器用な優しさ」のギャップ
まず外せないのが、山口くんのギャップ。
怖い顔して低音ボイス、初対面の印象は完全にアウトロー…なのに、中身はピュアで人見知りで優しいとか、も〜う、ギャップ属性のバーゲンセールか?!
しかも和菓子作れるだと!?そんなの反則でしょ!?
不器用ながらも一生懸命な優しさが見え隠れするたびに、読者は鷲づかみされること間違いなしです。
“きゅん”だけじゃなく“じわっ”もある青春描写
甘酸っぱいシーンはもちろんだけど、この作品の魅力は“青春”そのものの描き方のリアルさ。
遠足や夏祭り、クラスでの立ち位置、友達関係の距離感――
どれも「わかる、こういうのあったよね…」と感じる温度がちゃんとある。
だからこそ、山口くんと皐の一歩一歩が、心に刺さる。
派手なドラマじゃなくて、日常の中にある変化がドラマになる。そこがこの作品の凄み。
脇役までしっかりキャラ立ち
石崎くんという“良い奴でちょっと切ない系男子”をはじめ、皐の友人たち、クラスメイト、みんながちゃんと「物語の中で生きてる」。
特に石崎くんの恋模様や、山口くんに対する意識の変化は、見逃せない第2の見どころ!
単なる恋愛マンガじゃなくて、「人間関係全体の優しさと変化」を描いてるから、読後感がじんわり温かくなるんだよね。
【感想】推しの沼が和菓子味

気づいたら全巻買い。いや、ほんとに怖い。あの3巻無料からの怒涛の全巻大人買いって何?催眠?推しの力?いや、これはもう“和菓子の呪い”だよ。
山口くん、ギャップの暴力でしかない
まず、見た目:コワモテ。
声:低音関西弁。
第一印象:絶対ヤバい人。
でも中身:めちゃくちゃ優しい。
照れると耳まで真っ赤。
しかも告白が「好きやねん」て、なにそれ、合法????
このギャップの破壊力、ちょっとやそっとじゃない。むしろ国が規制すべきレベルかと。
山口くん、最初の登場シーンからヤバいの。
ガン飛ばしてんのに、中身が完全に子犬系でピュアで繊細。
しかも関西弁で告白とか…なんなの?どこに通報すればいいの?「好きやねん」とか言われた日には、魂が膝から崩れ落ちたわ。何そのピンポイント爆撃。
皐ちゃん、見た目地味系→中身激強
一方の皐ちゃんは、最初は地味な“普通の子”。
でも山口くんと関わる中で、自分の気持ちに素直になって、めっちゃ頑張るし、意外と大胆。
遠足で「私、山口くんと行きたい!」ってタンカ切ったシーン、ヒロイン株ストップ高。
守られるだけじゃないヒロインって、やっぱ好感度爆上がり。
さらに皐ちゃん、地味系ヒロインと思いきや、芯が強くて、ちょいちょい男前で、しかも可愛い。推せる。圧倒的推せる。
石崎くん、お前のせいで読者の心がしんどい
そして忘れちゃいけない石崎くん。
“ちょっとウザめなポジションか?”って思ったら、ただの切ない良い男でした!
あの微妙な距離感、友情と嫉妬の間で揺れてる感じ、分かるよ。めっちゃ分かるけど…辛い。
しかも皐ちゃんと仲良くしてると、山口くんが「おもんないわ」とか言い出すからもう、三角関係未満なのに胃が痛い。
あと、ホンマなんなん?いちいち切ない。あんたが黙ってるだけで空気がしんみりすんのよ。でもそれがまた良い。石崎沼に片足つっこんでる読者、めっちゃいるからね。
告白シーンで呼吸が止まった件
夏祭りのシーン、何回読んだか分からん。
「ちょっと2人ではぐれよか」→「嫌じゃない…」→「好きやねん」
……暴力だよそれは!!!
あの空気感、音も匂いも色も伝わってくる感じで、読んでるだけで一緒に青春してた。むしろ人生取り戻せた(泣)
全世代ハマる!恋の共鳴装置
この作品、全世代の心臓を射抜いてるってこと。
10代は「未来への憧れ」として読んで、
20代は「これが理想だった青春」として読み、
30代以上は「今読めてよかった…」って、みんなの心がそろって沼に落ちてるのよ。
レビューで「通勤中に思い出してニヤニヤが止まらない」とか、「山口くんの髪の分け目が気になる(愛)」とか、「赤面させたいし泣かせたい(狂気)」とか、みんなの感情がダダ漏れで最高すぎる。沼は共有するもんだからな!
そしてなにより、この作品は「きゅん」にも「人間らしさ」にも全力で向き合ってる。
変にこじらせず、でも現実逃避でもない、ちゃんと“2人で成長していく恋愛”が描かれてて、「あぁ、恋って尊いな…」ってなる。
和菓子という“静の萌え”
和菓子という設定も最高。和菓子作りのシーン、完全に“作業用癒し動画”
山口くんの丁寧な手つきと、繊細な描写がたまらなく美しい。
あの強面がふわっふわの練り切り作ってると思うと、もうギャップで胸が苦しいよ!
しかも和菓子は彼の心の象徴。大切な人にだけ見せる“やさしさの結晶”なの、尊い。
というわけで、『山口くんはワルくない』。
読んでない人は読んで。読んだ人はまた読んで。そして山口くんの「せやで」で命を削ろう。

「せやで」っていいよね!!余韻の関西弁!

俺ら『せや』で終るもんな

『せやで』は語尾じゃない、感情の行き先や!
【結末予想】“静かに隣にいる未来”だと信じてる
この作品、きっと派手な展開はしないと思う。
でも、それがいい。ずっと寄り添って、お互いに変わっていって、それでもちゃんと繋がってる。
予想としては:
- 大学も一緒
- 山口くんは和菓子職人の道へ
- 皐ちゃんはお店手伝ってて
- 「そろそろ名字一緒にする?」のやつ来る(号泣)

最高やん?いやもう絶対そうして。頼む。
まとめ
『山口くんはワルくない』は、「人は見た目じゃない」っていうシンプルなテーマを、王道ラブストーリーと繊細な人間ドラマで見事に昇華した作品です。
山口くんと皐、どちらも不器用で、自分の気持ちに正直になれない。でも、少しずつ「君となら話せる」「君となら変われる」と思えるようになる。そんな過程が、読者の心にそっと寄り添ってくれるんです。
特別なことが起きなくても、人は優しさで変われる。
「この作品に出会えてよかった」って、きっと思えるはず。