【余命宣告からはじまる婚約者様との最期の一年】涙とドチャ重愛に沈む！ネタバレ感想

政略結婚させられたヒロインが、余命1年を宣告され、婚約破棄を申し出たら
　→そいつの愛がドチャクソに重かった

そんなインパクト抜群の、涙腺クラッシャー系ファンタジー恋愛漫画。

命の期限とすれ違う想いが交差する、涙と感動の純愛ファンタジー
『余命宣告からはじまる婚約者様との最期の一年』を、ネタバレ込みでじっくりご紹介します！

「余命宣告からはじまる婚約者様との最期の一年」の概要

『余命宣告からはじまる婚約者様との最期の一年』は、少女マンガジャンルに分類される切なくも感動的なファンタジー恋愛作品です。

2025年1月16日にcomicスピラ（ファンギルド）より配信され、作画は八橋はち先生、原作は海野はな先生が手掛けています。

本作は全1巻で完結済みの作品となっており、短編ながらも濃密なストーリーが展開されているのが大きな特徴です。

原作は小説投稿サイト「小説家になろう」にて掲載されていた『余命一年の呪いを受けたので好きに生きます』。

漫画版は限られた話数の中で、キャラクターたちの感情や心のすれ違いを丁寧に描写しており、多くの読者に感動を与える作品となっています。

rico

漫画版ではタイトルが変更されている点にご注意ください！

あらすじと主要なストーリー展開

主人公は公爵家の令嬢・ソフィ。

彼女は王子妃としての教育を受け、政略結婚により第二王子ローレンツと婚約しています。恋愛感情のないまま続いた冷えた関係に、ソフィは内心悩んでいました。

ある日、ソフィの身体に黒い靄がかかり、「余命一年の呪い」を受けてしまったことが発覚。

「残された時間くらい、自分のために生きたい」

そう決意したソフィは、婚約者であるローレンツに婚約破棄を申し出ます。
ところが、彼はこれを拒否し、「それなら一緒に君の望みを叶える」と語り、ソフィに寄り添うように。

市場での買い物、演劇の鑑賞、慈善活動…。

これまで王子妃として抑えてきた“やりたかったこと”を一つずつ叶えていく日々のなかで、2人の関係にも少しずつ変化が生まれていきます。

けれど、呪いは確実に彼女の身体を蝕んでいて――。

「命の終わり」が迫る中、明かされていく真実と、“本当の想い”とは？

登場人物紹介

ソフィ
本作の主人公。公爵家の長女で、王子妃として教育を受けて育った17歳。

ローレンツとの婚約は政略によるもので、自信を持てずにいた。
呪いにより余命1年とされ、人生の残りを自由に生きようと決意する。

ローレンツ
第二王子で、ソフィの婚約者。
無表情で冷静な印象が強いが、実は長年ソフィに想いを寄せていた。

マリウス
第一王子で、ローレンツの兄。ユリアナと政略的に婚約しているが、物語への直接的な関与は少なめ。

ユリアナ
マリウスの婚約者で、公爵家の令嬢。
ソフィとは別派閥で、優れた美貌と教養を持ち、周囲からはローレンツに相応しいと思われていた。

物語の重要なネタバレと結末

※ここから先は物語の核心に触れるネタバレを含みます。

呪いの真犯人はユリアナだった

この呪いをかけたのは、ユリアナ。第一王子マリウスの婚約者であり、公爵家の令嬢です。

完璧な令嬢として称賛されていたユリアナでしたが、実は心の奥に、ローレンツへの秘めた想いを抱えていました。

政略でマリウスとの婚約が決まったものの、どうしても諦めきれなかった彼女は、
ソフィを“障害”と見なして呪いをかけたのです。

ソフィが選んだ「婚約破棄」と自由な一年

余命1年という呪いを受けたソフィは、残された時間を「好きに生きたい」と願い、婚約者ローレンツに婚約破棄を申し出ます。
冷えきった政略婚に意味を見いだせなくなっていた彼女の中には、“死ぬ前にせめて自由になりたい”という強い想いがありました。

ところが、ローレンツの返答は意外なものでした。

「それなら、君のそばで一緒に過ごさせてほしい」

ローレンツは婚約破棄を拒否し、ソフィの「最後の一年」に寄り添うことを選んだのです。

穏やかで幸せな時間、そして「別れの日」

ソフィは市場を歩いたり、演劇を観たり、自分の宝石やドレスを売って孤児院に寄付したり…。
「自分の人生」を取り戻すように、思い思いの時間を過ごしていきます。
そしてローレンツは常に彼女のそばで、静かに、けれども確かに愛情を注ぎ続けます。

そんな日々の終わりが近づき、「寿命の日」が訪れます。

葬儀が執り行われ、周囲の人々が深い悲しみに暮れる中、驚くべき事実が明かされるのです。

仮死の魔法と3年半の奮闘

ソフィは本当に命を落としたわけではありませんでした。
ローレンツは彼女の命が尽きる直前、仮死状態にする魔法をかけていたのです。

そして彼は、その後の3年半もの歳月をかけて、彼女にかけられた「呪い」を解く方法を必死に探し続けていました。

ソフィを失いたくない――その一心で。

すれ違いの心が通い合う、涙のラストシーン

誤解と呪い、すれ違いをすべて乗り越えた2人は、ようやく本当の気持ちを確かめ合います。
ラストは、美しく、そして穏やかなハッピーエンド。

静かでありながら心を強く揺さぶる、余韻の残る結末となっています。

読者レビューまとめました

実際に本作を読んだ読者からは、「短編なのに泣ける！」など、感動と没入感を語る声が多数寄せられています。
ここでは、レビューから見えてきた「良かった点」と「気になった点」をリアルにまとめてみました。

rico

「たった一巻でここまで感動させるとは…」という声も多数！

rico

「もっとページ数があれば！」という惜しむ声もチラホラ。

隊長

その“物足りなさ”が、余韻を残す要素になっているのかもね。

感想：泣く。からの、泣く。からの爆発

人生で一度は言ってみたいセリフがある。
「余命宣告されたから婚約破棄します」だ。

ツン王子、内面ピュアすぎ

ローレンツ王子、見た目はクールで物静か。
しかし中身は「君が死ぬなら俺も一緒に死ぬ系」の平成初期少女漫画男子の亡霊みたいなやつ。

しかも、ヒロインが仮死状態になっても、「あ、死んだ」じゃなくて、
「よし、呪いを解くために3年半、人生の全スケジュール捧げよう」って言い出す。

もはや“重い”ではなく、愛という名のもとの“呪術”なのでは？

冷静に考えて、ここまでされて落ちない人間、たぶんAIだけだよ。

読後、情緒をぐしゃぐしゃにされる

最終盤で彼が言う名台詞がある。

「なぜ、僕のやりたいことばかりしていたんだ？」

え？？？？？？
そっちの伏線！？！？
ローレンツ、実はやりたいこと全部我慢してたん！？！？！？
そんな、泣くわ。泣いて崩れるわ。

つまりどういうことかと言うと…

ソフィは「自分の人生、最後くらい好きに生きたい」って言って、
いろいろやるんだよね。

市場に行く、孤児院に寄付、食べ歩き、演劇鑑賞…とか。

それって全部、「自分のやりたいこと」のように見せかけて、実は過去にローレンツが「いつかやってみたい」と言っていたことばかり。

つまり…

『あなたがやりたかったことを、私がやってあげたかった』

っていう、静かすぎる愛の形なんだよ！！！！！！

😭そしてローレンツがこのセリフで気づく

「えっ…、俺のやりたいことばっかだったじゃん……」

「この人、最後の一年間、俺のために一生きてくれてたじゃん……」

っていう、感情の地獄落ち（号泣）

✨この一言に込められたもの

• ソフィの静かな愛（言わないけど、全部捧げてる）
• ローレンツの気づかなかった後悔（もっと早く気づけよ）
• 読者の涙腺破壊（油断してたこっちが悪い）

このセリフ、シンプルなのに愛と後悔と感謝が全部詰まってて、
うちの内臓をズバァって素手でえぐってくるタイプの破壊力やよ……。

読んでない人には「なんや照れたプロポーズか？」くらいに思えるかもしれんけど、
読んでる人には「……ッッ！！」ってリアルに言葉詰まるやつ。

ズルい。最高。ありがとう（むせび泣き）

まとめ：人生にローレンツは来ない、が。

世の中にはいろんな“余命もの”があるけれど、
この作品はただ泣かせたいわけじゃない。
「死と隣り合わせでも、人は誰かを想うことができる」ということを、
全ページで殴ってくる。

そして何より、こんな重くて美しくて優しい愛を受け取れるだけで、この作品を読んでよかったと思うのだ。

まあ、現実では婚約者も呪いもいないけどな！！

『余命宣告からはじまる婚約者様との最期の一年』はどこで読める？

……ってことで、ここまで読んで「やば…読まなきゃ…（感情ボロボロ）」ってなったそこのあなた！

朗報です。

『余命宣告からはじまる婚約者様との最期の一年』、今すぐ読めます。今すぐ泣けます。

コミックシーモアで独占先行配信中！

この作品は、電子書籍サイト【コミックシーモア】にて2025年1月16日より独占配信スタート！
全1巻で完結済みのため、気軽に読めるのに心はズタボロになる、絶妙ボリュームです。

しかも今なら、初回登録で70％オフクーポンがもらえるキャンペーン中。
無料試し読みも用意されているので、「ちょっとだけ読んでみたい…」というあなたにも優しい仕様です。

▶︎ コミックシーモアで読む

原作は「小説家になろう」で無料！

原作小説『余命一年の呪いを受けたので好きに生きます』は、小説投稿サイト「小説家になろう」で現在も無料公開されています。
『余命一年の呪いを受けたので好きに生きます』が原題。

漫画で涙腺崩壊したあと、「小説でもっと深く知りたい！」という方はこちらから。

▶︎ 小説家になろうで原作を読む

注意：違法サイトに気をつけて！

SNSや掲示板などで「raw」「zip」「pdf」などのワードと一緒に拡散される違法アップロードサイトは絶対NG！

法的リスクだけでなく、ウイルス感染や情報漏洩の危険性もあるので、絶対に利用しないようにしましょう。

まとめ：一途がすべてを救った

『余命宣告からはじまる婚約者様との最期の一年』は、短編でありながらも心に深く残る感動的な恋愛ファンタジーです。

政略結婚から始まった主人公ソフィと第二王子ローレンツの関係は、「余命一年の呪い」という重たいテーマを通じて、誤解とすれ違いを乗り越え、真実の愛へと昇華していきます。

特に、仮死状態からの復活、3年半を経た再会と告白のシーンは涙なしには読めません。ローレンツの深い想いが、言葉よりも表情や行動から伝わってくるラストは、読者の胸をぎゅっと締め付ける名シーンとなっています。

また、美しい作画と繊細な表情描写もこの作品の大きな魅力です。短編であるがゆえにテンポよく展開されるストーリーは、忙しい日常の中でもサクッと読めて、しっかりと感動が味わえるのもポイント。

「涙を流す恋愛漫画を読みたい」「儚くも美しい愛の物語に浸りたい」そんな方には、自信をもっておすすめできる一作です。

読後には、きっと「この二人の未来をもっと見たい！」と感じてしまうことでしょう。

rico

エンタメショップ店員。韓国漫画やアクション、王宮モノ、BL、同人など雑食です。新しい漫画との出会いを、ぜひ一緒に楽しみましょう！