【ノウミソシェアルーム】多重人格×兄弟BL×トラウマ!歪な愛のサイコロジカル
夢一は、日常の中に違和感を抱えて生きている青年。
優しく寄り添う兄・夢明の存在が救いのように見えて、どこか息苦しい。
現実と内面世界の境界が揺れるなか、愛と記憶、そして“自分自身”に向き合っていく。
愛したいのに壊れてしまう兄と、壊れたまま愛されたい弟。
心理と性癖がエグいほど刺さるBLサイコドラマ、開幕です。
- 頭使う話が好きな人(2周目から面白さが倍増する系)
- 一人でいるのに自分の中がうるさいタイプの人
- BLを求めてきたら精神分析に踏み込んでしまった人

うちの脳内も、学生んときこんな感じだったわ!

それ中二病な。
作品概要:『ノウミソシェアルーム』
『ノウミソシェアルーム』(略称:ノウシェア)は、2016年からpixivで連載が始まった、web発の自主制作BL漫画。
当初はカラー作品として静かに投稿されていたが、その圧倒的な世界観と丁寧すぎる構成力で、口コミ中心に熱狂的ファンを増やし続けてきた。
作者は、個人活動を中心に創作を続けている作家さん。
「こんな才能、無料で見てていいんですか!?」って思わず課金衝動が走るレベルの人。
キャラデザ、色彩設計、物語構成、心理描写、全て一人で描いてるという事実に、まずひとりの人格として崩壊しかける。尊敬のマージ不可避。
作品自体は、pixivで不定期更新されながら、「これ本当にプロじゃないの?」「なんで商業じゃないの?」という声がずっと上がり続けていたが、
2024年、ついに【電子書籍版】としてコミックシーモアで正式連載スタート。
pixiv版をベースに、リライト&リカラーされた公式配信用バージョンとして新たな形で生まれ変わった。
あらすじ
主人公・夢一は、心の中に複数の人格を抱える青年。
彼の脳内にある“シェアルーム”では、それぞれ異なる役割や性格を持った人格たちが、互いにぶつかりながらも共存している。
夢一が見ている現実は、ユメイチ(代理の人格)が操作していて、本来の「夢一」は深い記憶の奥に閉じ込められている。
そしてその現実には、彼のことを深く愛する義兄・夢明がいて……。
夢明との関係、そして人格たちの相互干渉や消失、暴走、融合。
それぞれの人格に生まれた理由があり、終わるための役割がある。
人格たちが「統合」を目指していく中で明かされていく
『夢一の過去』
『夢明の真実』
『消された記憶』
そして、『夢一という存在の本当の姿』
物語は、「外」と「中」――現実と脳内の世界――が絡み合いながら進行し、
現実とは何か、自分とは何かが問われていく。
登場人物紹介:ぼくは“ぼく”なのに、“ぼくたち”でもある。

◆ 夢一
本作の主人公。
一見ふつうの青年だが、心の中に複数の人格(ルームメンバー)を抱えて生きている。
彼の“本体”は深く眠っていて、普段は代理人格が現実世界を操作している。
- 温厚そうに見えて、トラウマの塊
- 現実と自分の感情の距離がうまく取れない
- 脳内に10人以上の“彼自身”がいるという地獄仕様
◆ 夢明
夢一の義兄。
常に穏やかで献身的な優しい兄──に見えるが、その愛情は一歩間違えると依存と支配の境界線を踏み越える危うさを持つ。
- 夢一に対して“無償の愛”を注ぐ存在
- だけどその「無償」がヤバいくらい重い
- 実は過去に色々やらかしている疑惑あり
????人格たち(ルームメンバー)
夢一の脳内“シェアルーム”に住んでいる人格たち。
どの人格も夢一自身の一部が分裂して生まれた存在であり、それぞれ明確な役割や記憶、性格を持っている。
◆ ユメイチ
現実世界を“操作”している人格。
一見クールで無感情だが、夢一の「生活の代行」を担っている。
「俺はただ、“夢一”の代わりをやってるだけ。」
◆ ニア
感受性が鋭く、優しいが繊細で傷つきやすいタイプ。
夢一の“心の痛み”を一番よく理解している。
- メンタルケア担当っぽいが、自分が壊れそうな危うさも
- 誰よりも夢一を“愛している”と口にする
◆ トワ
明るく快活でムードメーカー的存在。
でもその明るさは自己欺瞞の上に成り立っている。
- ノリがいい“イイヤツ”ポジション
- でも「本当のこと」には目を背けがち
◆ エン
記憶系に強く関与している人格。
淡々としていて冷静だが、感情を切り離しているタイプの優しさを持つ。
- データベース人格的ポジション
- 誰よりも他の人格を俯瞰して見ている
◆ コウ
一見クールで現実主義だが、実は最も脆くて破壊的。
自傷的・否定的な発言が多く、「終わらせたい」願望が強い。
「お前ら、統合なんてできると思ってんの?」

そのほかにも多数の人格が登場。
見どころ:人間という業の解体ショー

- ジャンル的にはBL。だがしかし!
- 『自分の中にいる他人』は、どこまで自分なのか?
- 情報過多なのに、全部繋がる
ジャンル的にはBLだがしかし!
愛し方が正常なやつ、誰一人いねぇ。
表向きは「兄×弟」のBL設定(というか義兄×義弟)。
でも中身を開けてみると、「恋愛感情」というラベルでは到底処理できない、
執着・救済・依存・贖罪・願望の塊みたいな愛がぐっちゃぐちゃに詰まってる。
夢明は夢一を「愛している」と言う。
人格たちは夢明を「好き」と言う。
だけど、それって本当に“愛”なのか?
それとも、自分の壊れた心の形を相手に押し付けてるだけなのか??
「BL読むか!!」と思った次の瞬間に、真理を燃やされて泣く。
この落差がたまらん。
『自分の中にいる他人』は、どこまで自分なのか?
この物語の舞台は、夢一の“脳内シェアルーム”。
そこには10人以上の人格が住んでいて、互いに干渉し、リンクし、壊し合い、救い合う。
人格たちはみんな夢一の一部だけど、夢一はもう“ひとり”じゃない。
つまり「自分を取り戻す」ってことは、
「他の人格たちを消す」のか?それとも「一緒に生きる」のか?
この問いは、すごく哲学的でありながら、
実は私たちも日常でやってることなんだよね。
- 場所によって態度が変わる
- 感情がコントロールできない自分がいる
- 「昔の自分」と「今の自分」が別人みたい
そのすべてに対して、「じゃあ君は誰なんだ?」って問いかけてくる。
しんどいBL読んでたら、自分のアイデンティティ狂わされそう。なんで?ってなるやつ。
情報過多なのに全部繋がる、伏線のマージ
この漫画、時系列が一見メチャクチャ。
最初に未来っぽいシーンを見せておいて、そこから過去に戻る。
しかもその「過去」すら、一部の断片にすぎない。
読者は「???」になりながら読み進め、
ふとしたコマのセリフや背景の色で「あっ…」とすべてがつながる。
しかもそれがキャラの感情と連動してるから、考察が感情に刺さる。
気づけば読者も、夢一と一緒に記憶の欠片を拾い集めてる状態。
脳内にシェアルーム建設中。完全に人格生成の第一歩。
そして気づく。
「この作品は、侵食系だ」と。
感想
「pixivでよくわからんけど絵がキレイなBLがバズってる」と聞いたら、
まずオタクとしてやるべきことはただ一つだ。
即座に読む。そして後悔する。(才能に嫉妬)
ということで始まった『ノウミソシェアルーム』
第一印象はこうである。
「全然わからん。でもなんかヤバいのだけはわかる」(語彙力:4)
読んでるうちに、あっという間に脳がキャラでぎゅうぎゅう詰めになり、
気づけば「アレって人格分裂じゃなくて、我々の日常では……?」と考え始め、
その瞬間から、もうこの作品はあなたのノウミソをシェア済みである。
人格が多すぎて、作者の脳内に軽く引く
まず説明しよう。
この漫画、主人公の夢一くんの脳内に10人以上の人格が暮らしている。
いいか?
我々は「飲み会で気まずくなったら別人格出てきてくれねえかな」とは思うが、
実際に人格が名前と性格と設定を持って自我を持って動き出したらただのホラーだ。
しかもそれぞれが
- 性的にアレだったり
- 吃音だったり
- 自殺専用だったり
- 明るいだけで何も理解してなかったり
元気な陽キャが1人もいないオールスター感謝祭。
彼らが「マージ(統合)しようぜ★」とか言いながら、
日常的に裏切ったりキスしたり殴ったり、脳内で感情のeスポーツを展開している。

社交的に見せてるけど、中身空っぽで笑ってごまかす奴、私の中にもいるわー

陰キャあるあるやな
BLです。だけど興奮してる場合じゃない
義兄・夢明との関係は、表面的にはBLです。
が、「おっ…」と思った次のページで焼かれます。(何を)
正確には、「愛とは何か?」とか「性とは救いなのか罰なのか」みたいな
哲学と精神分析を殴り合いさせたうえでエロに持ち込むという、
大変にめんどくさい仕様。
でも、そこがいいんだろ?
我々は、癖にメス入れられてからが本番なのだから。
読んでると「人間って怖ッッ!」ってなるけど、それ“自分”です
多重人格って、「特別な人にだけ起こる現象」だと思ってません?
違うんですよ奥さん。
現代社会に生きる全人類、ほぼ夢一です。
- 上司の前でだけ出現する人格
(礼儀正しい自分) - 推しの前でだけ出現する人格
(ポエム詠み始める自分) - 生理前に出現する人格
(なんでも殺すマン)
それ全部、あなたの中にもいます。
読んでるうちに「これって私の中の誰?」って人格照合始まる。
そして気づくのです。
「夢一が自分に見えてきた……」
「やば、私の中にもニアいたわ……」
「っていうかコウ、オレやん」
ようこそ、“ノウシェア”へ。

多重人格ってさ、実は誰の中にもあるよね。
「仕事用人格」「推し活人格」「地元人格」…全部いる。

で、肝心の“本体”はだいたい引きこもってんな。
まとめ:脳内って、地獄だけど、尊いよな
結局、人格を統合するってことは、
「自分の黒歴史」「捨てた記憶」「傷ついた子ども」「壊れかけの性癖」
全部と手を取り合って生きていくってことなんだよな……(遠い目)
だから読後にはこうなる。
- 「もう何が正しいのか分かんない……でも、とにかく夢明と夢一には幸せになってほしい……」
- 「人格たち全員が報われてほしい……全員が愛されてほしい…マージしてくれ…」
- 「お願いだから完結まで書いて……!!!」
『ノウミソシェアルーム』どこで読める?無料?
| サービス名 | 無料話 | 備考 |
|---|---|---|
| コミックシーモア | ルーム1〜4無料(※期限あり) | 本拠地。合冊版もあり、加筆・描き下ろし収録 |
| Renta! | 一部試し読み | 話単位でレンタル or 購入が可能 |
| BookLive! | 試し読み可 | セール対象になることもあり |
| Amazon Kindle | なし | 電子書籍購入型。レビュー投稿多め |
| ebookJapan | 試し読み可 | PayPayキャンペーン対象の場合あり |
| pixiv(原作) | 無料 | 商業版との違いあり。旧版として読める |
『ノウミソシェアルーム』は現在、複数の配信サイトで連載中。
もともとはpixivで無料連載されていたけど、2024年から正式に電子書籍化されて商業ルートに突入。
主な配信先
- コミックシーモア
└ 電子書籍版の本拠地。ルーム1〜最新話まで配信中。一部無料話あり。
└ 「合冊版(5話分+描き下ろし)」も配信中。
└ 定期的に無料話・割引セールも実施。 - Renta!
└ 単話購入 or レンタル形式で配信中。
└ 無料試し読みあり。課金は話単位で選べる。 - BookLive!
└ 電子購入型。単話ごとの配信あり。試し読みOK。 - Kindle(Amazon)
└ 電子書籍版が販売中。巻単位での配信スタイル。 - ebookJapan(Yahoo!)
└ 同様に購入型で単話・巻が選べる。ポイント還元キャンペーンも多め。 - コミックフェスタ/めちゃコミ/DLsiteなど他電子書籍サービス
└ 一部で配信確認済み。詳細は都度チェック。 - pixiv
└ 過去のエピソードが無料公開中(商業版とは構成・演出が異なる)
└ 導入・試し読みとして最適。
オススメの読み方
- 初見さんはシーモアで「ルーム1〜4」無料読みが一番お得!
- ハマったら合冊版(ルーム1〜5+描き下ろし)を購入すると効率的に読める
- すでにpixiv読者でも、商業版は構成や演出が違うので買う価値あり
総括
『ノウミソシェアルーム』は、ジャンル=BL、感触=文学、後味=心理ホラー、余韻=人生。
これは「多重人格BLもの」の皮をかぶってるが、『人間とは何か』を全力考えさせられる物語だ。
一話目を読んだあと、「え、なにこれ意味わかんない」ってなる。
でもその“意味わかんない”の奥にある感情を拾っていくと、自分の中の小さな人格たちがざわめき出す。
ノウミソシェアルーム。
読めば読むほど、これは他人事じゃないぞ!!
- pixiv発のBL漫画が、2024年に電子書籍化された作品
- ジャンルはBLだけど、テーマは「人間の業」そのもの
- 主人公・夢一は多重人格を抱えた青年。脳内に人格たちの“シェアルーム”がある
- 義兄・夢明との関係性がメイン軸。恋愛・依存・救済・贖罪が複雑に絡む
- 登場する人格たちは10人以上。それぞれ理由と役割がある
- 物語は時系列が入り組んでいるが、後で全てが繋がる構成(伏線回収が快感)
- 読者自身の中にも「多重人格的なもの」があると気づかされる
- 商業版はpixiv版をベースに加筆・修正・描き下ろしされたリメイク版
- 読めるサービスはシーモア・Renta・BookLive・Kindle・ebookJapanなど多数
- これは“読むBL”ではなく、“浸食する人間ドラマ”である
関連おすすめ漫画
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